そう言ってくれた事が嬉しくて涙が出そうになった。


ここに来る前は怖いお母さんだったら、どうしよぉ〜って思ってたけど、怖いなんてとんでもない。


すごく優しくてあたしもお母さんがママの代わりみたいで本当に嬉しかった。


｢あたしも、嬉しいです。両親がいなくなってから、こんなふうにお母さんと並んで料理することなんてなかったから…。｣


２人でお喋りをしながら笑って料理をした。


すごく楽しくて、また慎吾の実家に来たいって思ったよ。


｢腹減った〜｣


そう言いながら慎吾がキッチンに来た。