コーヒーを飲みながらテレビを付けてニュースを見る。


しばらくすると携帯が鳴った。


着信音で慎吾からのメールだと分かって急いで携帯を確認する。


【今から帰るから。
親には朝、連絡を入れた。夕飯食ってけだってさ〜】


夕飯、ご馳走になるのね…。


コーヒーを飲んで少し落ち着いていた心臓がまた激しく高鳴った。


慎吾の両親ってどんな人なんだろう…。
すっごい怖かったらどうしよぉ…。
そして結婚を反対されたら…。


いろんな不安が一気に押し寄せてきた。


あたしはそんな気持ちのまま慎吾の帰りを待ち続けた。