9時。


酒井くんと2人っきり。


無言の時間。


何か話した方がいいよね…。


なんにしよう?




………………。


だめだ、思いつかない…。


よし

ここは無難に…。


「「あの…。」」

なに!?

「あっ、酒井くんどうぞ…。」

「笠原こそ、何?」

「いや…何でもないの。」

酒井くんがせっかく話しかけてくれたんだし。


「笠原言ってよ。気になるし。」

む〜…。

「…きょ…今日、晴れて良かったね。」

「そうだね。」



…沈 黙。



なんだ、そんな事か。

とか思われたかも!!


どうしよ〜…。


やっぱり酒井くんに喋ってもらえばよかった。

大事なことだったらどうしよう…。