B棟は稔達のいる棟だ。
「な!何!?逃げるぞ桜!…おい、桜!?」
稔が桜を振り向いた時には、桜は下の方から煙が昇ってくるのを見て様子がおかしくなっていた。
「くそっ!こんな時に!……しょうがねーな…!」
稔は桜を抱きかかえて、A棟に飛び移った。
屋上がくっついているのでさほど困難ではないが、誰にでもできる芸当じゃなかった。
稔自身少しひやっとした選択だ。
そして、階段を駆け下りて先生方がいる裏庭の方に走っていく。
桜はうつろなままだった。
「な!何!?逃げるぞ桜!…おい、桜!?」
稔が桜を振り向いた時には、桜は下の方から煙が昇ってくるのを見て様子がおかしくなっていた。
「くそっ!こんな時に!……しょうがねーな…!」
稔は桜を抱きかかえて、A棟に飛び移った。
屋上がくっついているのでさほど困難ではないが、誰にでもできる芸当じゃなかった。
稔自身少しひやっとした選択だ。
そして、階段を駆け下りて先生方がいる裏庭の方に走っていく。
桜はうつろなままだった。

