「ちょ… 何する気!?」 逃げようと思っても 体が固まって 動けない。 「僕が 忘れさせてあげるよ…」 嫌だ… 嫌だ… キスされる!? 「誰か… 助けて!!」 あたしは 声を震わせながら言った。 サッカー少年!! 助けて!! 心の中で 声にならない声で 思いっきり叫んだ。 「何やってんの??」 低いトーンの声が聞こえた。 見上げると そこにはサッカー少年が 立っていた。