私、高野瑠美。 高校2年。 私には、赤ちゃんの時からずっと一緒にいる幼なじみがいる。 私は、そいつが大好きだ。 でも、なぜかそいつの前だと素直になれないんだよね。 チュンチュン― 「おはよ、亮平。」 「おう。おはようさん。」 「……………。」 「……………。」 私たちが大きくなっていくにつれ 二人の会話は、減ってきた。 前はもっと仲良くできたのに。 私たちがあまり話さなくなった理由は、周りの友達に付き合っているなど変な誤解をまねくからだ。