はちみつレモンの恋

毎日のように先輩は私のクラスに顔を出す。

仕方ないから、

「あ、先輩!来てくれたんですか?」

な~んて、かわい子ぶってみる。
正直な気持ちとしては、ストーカ―ですか?キモいんですけど!!


って感じ。
先輩は一切気づいてないけどね。

高宮くんを見ないようにしてから、心の中にぽっかりと穴が開いたようだった。
その埋め合わせに、先輩を利用したのかもしれない。



でも、先輩にもいい所はいっぱいあった。
外見に似合わず、友達やクラスの子にめちゃめちゃ優しかったり。


少しずつ、傷んだ心の傷は、癒されていった。














先輩の、おかげかもしれない。









ありがとうございます。




素直に、そう思えるようになった。