「ねぇ、カノ… あたしや和希が望んでいるのはカノが幸せになることだよ?」 「アキ…」 「綾乃さんも雅希さんも。 誰もカノの不幸は望んでない。」 キッパリと言い切るアキの瞳にはなにか安心させる力が宿していた。 「ゴメンナサイ…っ」 アキ、和君、お姉ちゃん、雅君…本当にゴメンナサイ… 「わかった?」 「うん…、うん…」 私は何度も頷いた。 「わかればよろしい! さ、本題に戻ろうか!!」 顔をあげると、そこにはさっきまで泣いて、怒っていた筈のアキの顔がにやけ顔になっていた。