「……………ん……」

ここ…私の部屋…

「目ぇ覚めたか…」

「……和君?今…何時?」

「7時前だ。体どうだ??」


「大丈夫…学校行く。」


「今日は休め…」

「……行く。」

今日は、アキとお昼の日だし。

「……分かった。
絶対無理はするな。」


「…努力する。…神田君は?」


「店でお前を乗せた後
帰っていったぞ。」


「そう…。良かった……」

なんか、情けないとこばっかり見られてるなぁ…


「カノ…、
神田に伝言頼めるか??」

「……なに?」


「来週は絶対に
電車で登校するように。」

電車?バイクじゃダメなの?


「カノ……
気づいてないのか?」


「………………?」


「あのな、神田が乗ってるバイクは分かるな?」

「中型…?」



「そうだ。その免許が取れる年齢は18歳からだってのは知ってるよな??」


……………あ!

「……まさか…」


「無免許運転だ。
お前たちと同じくな。
本当は言ってはいけないが
お前が世話になってるからな。」


「………和君…」


「今回だけだぞ??
俺は教師だからな。」


「あ―――――!!!」


扉の方から、アキが叫んだ。

「アキ、おはよ!」

「お前、朝からウルサい。」

「あたしもカノといちゃつきたい!!」


「おいで―――♪」


「このバカップルめ…
おら、早く用意しろ!!
飯、作ってやるから!」


やった!和君のご飯好き!!


「「は―――――い♪」」




私とアキは急いで準備して和君の作った朝ご飯を食べた。