昼休み。
いつもみたく、1人でお弁当を食べていた。
ちなみにアキとは時々、一緒に食べている。
「怪しまれたら嫌だしね…」
でも、やっぱりアキと食べる方がご飯が美味しい。
ガチャ―
屋上の扉が開いた音がして、
とっさに隠れた。
(だ、誰!?)
「橘さん?いないの??」
この声――神田??
「神田…君…??」
「あ、良かった〜。」
「どうかしたの?」
「あのさ、ここいいかな?」
……へ?
「いいけど……。」
「サンキュ!」
なんで、神田と並んでご飯食べてるんだ……。
そういえば…
いつもより甘い香りがする。
「何かあったの?」
「へ?ふぁんで??」
いや、パン詰め込みすぎだから。
「走ってきたでしょ?
それに、香水が甘くてキツい。」
「あぁ…。
杉内たちと飯食ってたらお姉様の大軍が来て逃げてきた(汗)」
3年にまで人気があるのか…
「そんなに香水ついてる?」
腕や服の匂いを嗅ぐ姿はやはり犬っぽい(笑)
「うん。」
「ゴメンね!
でも、もう少し居させて!!」
「いいよ。
1人でご飯食べるのちょっと寂しかったし(苦笑)」
「え…?」
「前は1人で平気だったんだけど…最近はアキが来てたからかな。1人の時ってあんまりご飯美味しくないの……。」
なんで、神田にこんなこと話してるんだろう…。
「じゃあ…、
俺また来ていい?」
……は?なんで??
「神田君は友達と食べなよ。」
「そう…だよね…。」
そんな落ち込むことなの?!
……仕方ない…か…
「ここ、別に私だけの場所じゃないから…、誰が来てもいいんじゃない?」
「……え?」
「ただ、私はここが好きだから、あんまり大人数は嫌だ。」
「サンキュ!」
隣を見ると笑顔の神田がいた。


