神田を見ると神田も目を見張っていた。



「亜沙希…何、人ン家に勝手に入ってんの?」




「突っ込むとこそこ?(笑)
一応、お邪魔しますって言ったよ?」



「なんで……」


アキが目の前にきて目線を合わせながら話だした。


「ねぇ、カノ
私のこと好き?
ちゃんと信用できる?」



真剣な目をして問いかけてきた。突然何言い出すんだろう。
そんなの…


「大好きだよ!!
信用してる!!!」



「私もカノが大好きだよ
ねぇ、カノ…
今から私が言う言葉を信じて?」



「…なに?」



「神田春哉を信用して。
今回の件、ハルも知る権利があると思うの。
何があったのかは分からないけど、カノが用心深いことも出来る限り1人で解決しようとすることも知ってるよ?
大丈夫!ハルは信用出来るよ!」



「でも!!」


「もし話して、ハルを危険な目にあわせたらどうしようって、
私達の関係を知られて、この後の毎日に変化が起きたらどうしようって…
そう思ったんでしょ?」



その通りだった…。


「カノ、大丈夫だよ。
私を信じて?」


和君を見た。
何も言わない…。


私は覚悟を決めた。



「分かった。
アキを信じて神田君に話す。
ついでにここ最近のことも…。
神田君…、聞いてくれる?」



神田は緊張した様子だったけどしっかり頷いた。


アキを見た。
大丈夫!って顔が言ってる。
そうだね、神田は何度も助けてくれた。
もし、何かあっても
神田ならいいや。