8年経った。


もう俺の中に居た不良の自分は、
完全に消えていた。


正直言うと...
終止符を打った日...。


完全に諦めきれた訳じゃなかった。

やっぱり...
最強になりたかった。

何度も戻ろうとした。

けど...
もう1つの掟を忘れてなかったから
戻る事は、出来なかった。


『一度止めたら、二度と戻るな。』
この掟を思い出したせいで...

俺は、完璧に諦めきれてなかった日...。


新人チームに戻るのは、
絶対嫌って事もあって...。


強制的に諦めきれない気持ちを取り消され...。

改めて...終止符を打たされた...。



―そして今...。

8年という長い年月が経って...。


『不良』という言葉も考えなくなって...。


成り行きで、看護士になった。


不良時代、大勢の奴をぶっ飛ばして...
病院送りにしてきた自分とは、正反対の仕事...。



理由は...自分でも分かんない...やっぱ罪悪感あったのかもって思ったりする...。



―こんな感じで...

俺は、完璧に過去に終止符を打ったんだ...っ!