four leaf clover ~恋人になったお兄ちゃん~

「何?」


「どうしたんだよ。ボーっとして。」


「別に?」


「幸せ過ぎてボケたか?」


「ふっ、そうかもね。」


私は少し笑ってみせた。


「本当にどうしたんだよ。」


ユウスケはいつも私を心配してくれる。


「私、今から図書館に行かなくちゃ。先輩が待ってる。」


これ以上ユウスケと一緒にいたら、


ユウスケに甘えてしまいそうな気がした。


私は教室を出ようとした。


その時、ユウスケに腕を掴まれた。