今考えると、私の部屋にユウを入れるのは初めてだ。


考えると緊張してきた。


「どうぞ。」


私は自分の部屋にユウを通す。


私とユウは小さなテーブルで勉強する事にした。


「さて、どこからやるかな。」


ユウは私の教科書とノートをペラペラとめくった。


「綺麗にノートとってるな。」


褒められちゃった。


ちょっと嬉しい。


「何でこんなにちゃんととってるのに、出来ないんだ?」


「うーん。黒板写してるだけだから?」


私はエヘへと笑ってみせた。