ガラッ







その音と同時に、彼女の顔色が瞬時に変わるのがわかった。






鋭い目つきで、こちらに睨みをきかす。






うっ…。
まだ怒ってるのかよ…。







「痛いですか?」


とりあえず質問した。


「そりゃあ…痛いですけど…」

ぶっきらぼうに答える。






まあ…そうだろうな…。
手術、さっきしたばっかだし。


何質問してんだろ、俺。







沈黙を破るのに、必死だったのだ。

何だか雰囲気が悪くなりそうで。







沈黙はそこまで苦手じゃない。

とゆうか気にしたことがない。



しかし…彼女との沈黙には耐えられない。




何故だ…。
また変な疑問が頭を悩ます。







とりあえず、平静を装って、手術の内容や、事の一部始終を全て話した。







俺…最近平静装うので必死だろ…。

動悸?と言うか…鼓動が早くなっている。


何故だ?