俺は、部屋に同意書の紙を取りに戻った。 俺の机は整頓されているため、簡単に見つかった。 「よし…これだな…。」 そういって、同意書を持って部屋を後にした。 急ぎ足で626の部屋に戻った。 何故かは分からないが、早く、早く、と自分でも急いて(セイテ)いた。 ストッキングなんて物が、履くのにそんなに時間がかかるなんて、全く知らなかった。 そんな俺は、何の罪の意識もなく、思いっきりカーテンを開いた。