ん―っ、と伸びをし、腕時計を見るともう14時になっていた。 ヤバい…。 いつもの部屋にこもり、山積みになっていた仕事をこなしていた俺は、つい夢中になってしまっていた。 例の担当の患者の入院予定時刻は13時。 まあ、ちょうど案内やら荷物の整理やら終わって、ちょうど良い頃だろう。 残りのカフェラテを一気に飲み干し、椅子にかけていた白衣に腕を通し、部屋をあとにした。