高さ5メートルはあろうかという、そのインパクトケーキを、ヘンゼルは上から。グレーテルは下から食べていきます。 「……………。 魔女様、そろそろ、本当に声掛けないとヤバいですよ。」 助手が急かすように耳打ちすると、魔女は引きつった顔で言います。 「………………。 あんなに食べたんだから、ケーキが無くなれば寝るさ…。 あたしの若い頃にソックリだからね…。 ヒヒヒヒヒ…。」