「あぁ。いいよ、別に俺が出すわ」
酒巻……。
あたしは酒巻の手を握って、何度も感謝した。
「き、きもい」
酒巻が明菜に助けを求めた。
「央!やめな!きもいから!」
明菜があたしの頭を叩く。
い、い、いたいな!
「もう、何その扱い!陸はこんなに酷くなかった!」
「お前とアイツはセットでいじられキャラなんだよ!」
い、意味わかんねー!
「あぁ…。わかるわ」
なっちゃんが酒巻の言葉に腕を組みながら、何度も頷いた。
ちょ、なっちゃんまでそんな事思っちゃうの!?
「わかりますよね!2人のコンビは最高っすよ!」
「そうそう、付き合っちゃえばいいのに!」
酒巻と明菜がそう言った。
…何よ。
あんたら2人が付き合えばいいじゃないかぁ!!
「…………」
これには、なっちゃんは何も言わなかった。
何でだろう。
やはり、自分がフッた女としてあたしを見ているわけだから、変な同情でもしているつもりなのだろうか…。

