捺来は健の叫び声でようやく我に帰る。


「はっ?んなわけ、ねーし」




過去を掘られるのは



ごめんだ。



そして


傷付けられた胸を


見られるのも



勘弁だ。



だから、


誰も俺なんかにかまうな…。