「それよか…気になるんだけどさ…」


『ああ…アタシも』


後ろから、すんげー視線感じるんだよね。


誰かなぁ…って思ってさりげなく見たら…ナコさん!!

すんげーオーラ出してたし!
周りの人、怯えてたよ!


「あの人…なんだろね」


『気になるんじゃない?流也のことが…』


「まさか!男に恋されるのは…ちょっと!」


真剣な顔して、言うもんだから…笑っちゃうよ!


『冗談!…多分』


「ええ!?冗談であって欲しい!」


『大丈夫!どっかの国行けば同性愛も認められるよ!ガンバッ!』


アタシは、流也の髪をぐしゃぐしゃにした。


ぐしゃぐしゃになった髪を見てアタシは、子供っぽいなぁと感じた。