「ここか?」


「うん…」


てか、なにこれ?怪しいよ?
アタシ達は、双眼鏡とグラサンをかけてた。


「あの馬鹿男は…」


「誰が馬鹿だと?馬鹿女」


「うぉ!?」


びっくりした!何こいつ!
いきなり後ろにいやがって!


しかも、今…お前、ホストクラブから出てきたよね。つーことは、ホスト!


「ふ~ん…男連れか」


「は?潰すぞ、コノヤロー」


アタシは、胸ぐらを掴んだ。

そして、アタシは腕を掴まれた。

…逃げたい…そうだ!


「ギャアアア!痴漢がぁぁ!!」


「は?!」


周りの人達がアタシ達を見た。

隙を見てアタシは逃げた。
もちろん琉洟を連れて。