アタシは遅刻しながら学校に向かった。


「あ~、おはよ」

「はよう…琉洟」


教室に入るとアタシの友達…高村 琉洟。

男です。


「琉憂は?」


琉洟の姉、琉憂って言うの。
しかも双子。


「琉憂は、休み」


「なんで?!」


「キレんなよ。何でいらいらしてんだよ…なんか、あんのか?」


こいつの顔を見ると、面白い話だ、ネタにしようという顔をしてる。


「しゃあない…あのねー…」


アタシは、昨日の事を話した。もちろん、馬鹿男も…


「へ~!行こうや!」


「は?学校、まだあるんですけど」


まだ一時間も、経っちゃいないよ!?


アタシは、引きずられながら…昨日の場所へ。