「俺だけど…」


「お前、指名する。ほら来い」


琉憂とアタシはソファーに座った。


夜斗が遅れてやって来た。

琉憂は、デカイ態度で夜斗を睨む。


「…で?真希、泣かしたって?」

「…まぁ」


「謝るとか選択無いの?真希、こんな奴とは手切りな」


夜斗は、おどおどしていた。
今までの俺様キャラは?


「琉憂…」


「真希。その、ゴメン…」


夜斗が謝ってきた。頭を下げて、謝ってきた。


「…もういいよ」


アタシ達は笑いあった。


「ふー。つまんない」


琉憂!あんた、何しに来たの!?

つまんないって!どこまで悪魔なんだァ!!