大好きな空も、ベッドの上から見ることしか出来なくなってしまった。
キミに会える時間も……減らされてしまった。
それでも、僕はキミに何かを伝えたかった。
かけがえのないキミ。
世界で一番愛してるキミに、
不器用で何も持たない僕なりの愛のうた。
下手くそなトランペットをキミの病室に向けて、腹いっぱいに吹かす。
きっとキミに届いてる。
舞い散る粉雪が教えてくれた。
キミからの最期のコトバ。
天使が降らせたかのようなそれに見送られながら、
キミは大好きな空へ、往ってしまった。
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