嬉しそうにママの作ったドーナツを頬張る小さなキミが忘れられない。 まんまるなリングを躊躇い無く二つに割り、 独りぼっちだった僕を見つけて、 「一緒に食べよ?」 優しく笑いながら差し出してくれたドーナツの味は多分、一生忘れられない。 僕の大好きな味になった。