私は、長谷川さんに密かに想いをよせていた。
だから…
信平には来てほしくなかった。
バイト先を聞かれても教えなかったのに…多分美希が喋ったんだろう…。
ったく…美希のやつ!
おしゃべりなんだから…。
心の中で悪態をついていると、
『いい加減にしろよ!信平!いいから座れ!!』
その声に信平は渋々席についた。
あっ…莉央…。
すっかり信平に気をとられてしまって、莉央の存在に気が付かなかった。
『悪かったな…急に来ちゃって…』
莉央は申し訳なさそうに私を見た。
『…ううん…。私こそドタキャンしちゃってごめんね…。』
『いや…バイトなんだから仕方ないじゃん。』
って…
笑った。


