「いや、舞香が信じれねーようにしたのは俺だ。
俺が悪い。
でも、お前に信じてもらえねーと俺、無理だ。」
「うん。ごめんね。
これからはずっと翔を信じるよ?
信じ続けるよ?」
「あぁ。俺もお前のこと信じるからな。」
「うん。」
私たちはしばらく手を繋ぎ、綺麗な空を見ていた。
「そろそろ戻るか!
みんな心配してるだろうし、俺ら夕食食ってねーよ?」
「そうだね。
戻ろう。」
私たちはみんながいるホテルに向かった。
向かっている途中、
「明日なんの日が覚えてる?」
翔はしばらく考えてから、
「何かあったか?」
と言った。

