「嘘なんてついてねー。
ただ、しつこくて印象に残ってるだけだ。
……もしかしてまりなになんか言われたか?」
「うん…。
嫌いになって別れたわけじゃないって。
毎日一緒にいたって。」
自分で言って悲しくなってきた。
「は?毎日一緒にいねーし、最初から俺は好きにもなってない。」
「えっ?」
「別れさせるための嘘だろ。」
あーそういうことか…
何だ、大丈夫だったじゃん。
何でこんなに翔を信じれなかったんだろう。
「翔、ごめんなさい。」
「もういいから。」
「ううん。翔を信じれなかったことにごめんなさい。」
「は?お前信じてなかったのかよ!?」
と翔は頭を抱えてしまった。
「ごめんね。」

