嘘だって思った。
でも、今の私には信じられる力がちいさいんだ。
「そんなこと言ってるのも今のうちよ。」
と言ってまりなさんは消えていった。
でもその瞬間、翔にものすごく会いたくなった。
自分勝手かもしれない。
でも今会わなきゃ本当に別れるかもしれないって思った。
私はすぐにきっていた携帯の電源を付けた。
メール46件、着信32件。
こんな数字を見るのは初めてでビックリした。
メールを見るとみんなから。
でも、ほとんど翔から。
どこにいる?
まりなは何でもねぇ。
会いたい
俺はお前しかいねぇ。
連絡しろ
一つ一つのメールに私はこんな状況でも泣けてきた。
私はすぐに翔に電話をした。

