そんな話をしていると

キーンコーンカーンコーン♪

とチャイムの鳴る音がして、文化祭が終わったんだと理解した。


「じゃ、戻るか?」


「うん。」


私たちは手を繋いでクラスに戻った。


「お前らどこ言ってたんだよー」


と言う拓磨の冷やかしをシカトして、帰る準備をした。


「あれ?帰んの?」


帰る準備をしているのを見た愛ちゃんは、そう聞いてきた。