ちょっとガラの悪い人だったから行きにくかったけど、私は恐る恐る近づいた。
「おっ舞香来たか。」
翔が私に気がつきその人も私に気がついた。
「舞香、この人俺の先輩の相原先輩。」
「こんにちわ。」
「こんにちわ。
噂の舞香ちゃんだよね!
翔から話聞いてるよ~」
相原先輩は話してみると優しい先輩で、翔が慕ってるんだな~って分かった。
「噂…?」
私はこれに引っかかった。
「あー!舞香、気にしなくていいから!
先輩、余計なこと言わないで下さいよ。」
「何でよ!」
そんなこと言われたら余計に気になっちゃうじゃん!
「あっ、翔タバコ買ってきて。」
「はい。
絶対に言わないで下さいよ!」

