学校に着くと まだ授業中で騒がしいクラスは1つもなかった。 木で出来ている廊下は 美里の歩く音だけが目立つ。 美里のクラスは3階校舎の一番端、 「いつまで階段登んだよ」 と息を切らしながら 言う美里の前に現れた先生がいた。