「花道…?」 愁は目を見開いて あたしたちを見ていた。 咲の怒りはおそまることなく 増していった。 「今日、約束してたよね? 一緒に回るって!」 咲が愁にそう責め立てると、 愁は少し困った顔をした。 「ごめん…ちょっと用事できて」 そう言った愁はあたしを見つめて来る。 でも、 あたしは何も喋れずに居た。 「もう行こう、 小栗ひどすぎる」 咲がそう言ったとき あたしは愁から目がそらせなかった。 愁、なにか言いたそう… そのとき咲に腕を捕まれ、 そのまま愁から離れさせられた。