そう思っていると、 後ろからいきなり誰かに抱きつかれた。 『きゃっ…』 とっさに女の子らしい声が出る。 そして抱きつかれた瞬間、 すぐに誰なのか分かった。 大きい手、香水の匂い、 全部が大好きなんだ。 あたしの大好きな愁。 「きゃっ、だって〜 超かわいいんだけど君」 愁はあたしを馬鹿にするように 耳元でボソッと呟いた。