『理由は分かんないけど 先行っててって』 あたしがそう答えると 咲はニヤついた。 「瀬南のこと考えすぎて 寝れなかったとか〜?」 咲がふざけ半分でそう言った。 あたしは『なわけない』と言って 軽くながした。 そんな話をしてると、 遠くからバタバタと足音が聞こえた。 バッと振り返ると、 そこには私服姿の愁がいた。