そのまま次第に 顔が近づく… そしてあたしと愁の唇が 重なろうとした、とき。 愁の部屋の扉がガチャガチャいってる… 愁も気付いたみたいで、 舌打ちをしながら扉にむかった。 扉を開けた途端、 大きな綺麗な毛並みの犬が入ってきた。 その犬は扉の前に座り込む。 「アール!出てけよー…」 愁がため息をついて、 その犬の首元を撫でる。 『愁、犬いんの?』 愁は「実はね!」と笑いながら 犬を指差した。