すると愁は、 ニコっと笑って答えた。 「何部かっこいい?」 え! もしかして愁、かっこいい部に 入りたいわけ? 『入りたい部ないの!?』 あたしが驚きながら そう答えると、愁も目を見開いた。 そしてまたも驚きの発言をした。 「だって!瀬南にかっこいいって 言ってもらいたいんだもん~」 そ、それだけのこと…? この人、超単純じゃないですか? あたしは返す言葉がなく、 ただ、ボー…っとしてしまった。