『うん!あとね、咲が 先帰ってて良いって』 咲は、ああ見えて真面目。 学年委員になって、さっそく 委員会があるみたい。 あたしがおぐりんにそう伝えると ニコっとおぐりんは笑った。 「じゃあ2人きりだ〜」 そうだね… 何か嬉しそう、おぐりん。 『よし、帰ろ!』 あたしがおぐりんに 笑顔を向けてそう言うと、 おぐりんは黙って 右手をあたしに差し出した。