そう言われて あたしも顔を赤くした。 『ありがと…』 今にも消えそうな声で そう答えた。 「………ぃ…な」 ??? 今何て言ったの? 『おぐりん今なんて…』 あたしがそう聞こうとした時、 大きい声でかき消された。 「瀬南ー!…と小栗」 咲の声だ。 『おかえり、どうだった?』 「俺ら3人一緒ー?」 あたしとおぐりんの質問に ニヤっと咲が笑った。 「3人一緒だったー!!」 咲が満面の笑みで ぴょんぴょん跳ねながら答えた。