もしかして――――っ
あたし、騙されてる!?お金取る為にこんな事したの!?司っ・・・
ジャーッ
トイレの水が流れたのにも関わらず、私はあまりの驚きに硬直に固まって動けなくなっていた。
小刻みに震える体、目には止まらない涙。
悔しくて・・・悔しくて。
「おいっお前何やってんだよ、俺の携帯返・・・」
私は、司にこの画面を見せた。
「最低・・・」
私は乱れた服と髪を整えて、バッグを手に取った。
「何だ、バレたらしょうがないね、お前なんて本気で相手にするわけないじゃん、バカじゃない?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…