未練がましい恋だけど

「本当に悪かった・・・でも、俺はまだ、佳苗のことが・・・」

「もう二度とごめんよ」

佳苗はそう言って去っていった。

「友梨・・・」

「言ったでしょう?先輩とおつきあいすることが重要なんです。だから、この学校を卒業した上村修二さんて人には興味ありませんからっ」

友梨は佳苗の後を追っていった。

俺の手元には未練だけが残っていた。