「ほんと、ありがとうございました。卒業おめでとうございますっ」 涙を浮かべている友梨は、本当は愛されたかったはずだ。 強がって、俺をかばっているだけだ。 佳苗はキツイ表情をしている。 なぜこんなにも傷つけてしまったんだろう。