―2009年4月18日午前11時3分





「はい!じゃぁ、コレから、各班自主研修に移りま~す!京都は道が入り組んでますから、決して、迷子にならないで下さいね~!」



学年主任の先生に言われ、生徒達が騒ぎだす。









「若菜~?どこ~?」







しかし、既に一人。
班員を探している班長さんがいた。






「若菜~?ι」







「ΣはいvV」



返事をして現れたのは、可憐な少女。

髪は暖かな薄い茶髪で、腰までの長さ。

身に薄ピンクのワンピースを纏って、小さなカバンを持っている。





「もーι若菜ったら,すぐに消えちゃうんだから‥」




「すみません~ι、珍しいものがたくさんあったので‥つい」


謝りながらもキョロキョロとしている




「それは私たちだって一緒!!若菜はただでさえ方向オンチなんだから!」





「はい~ι」



もともとお嬢様育ちなので,常に敬語でしゃべる若菜。






「じゃぁ、みんなのところに戻ろ!」





班長に手を引かれ、みんなのところへ戻った。