あたしは、俯いたまま話し始めた。



「しんくん…あたしも、しんくんとおじいちゃんおばあちゃんになっても手を繋いでいたい。一緒にいたいよ?でもね…あたしはまだ社会人になってない。せめて社会人として、一人前の大人になってしんくんと対等の立場になりたい。しんくんは、先輩なのは変わらないけど、あたしも大人になりたい…」



しんくんの様子が気になり、恐る恐る顔を上げてみた。



しんくんは、ニコニコしながら話を聞いてくれている。



あたしのホントの気持ちを伝えよう…。