―チャプン


おー疲れた。



「手……握っちった……」



いきなり手握るなんて、俺どうかしてる。




率直に申し上げると、



まぁ……あれだな。



“恋”


ってやつ?




昨日の夜から、あかねの顔見る度に、心臓の鼓動がはやまる。




あんな笑顔見せんなよ…
俺がどうかするだろ…




俺はそんな事を考えているうちに、またまた恒例の睡魔くんがやってきた。


俺にとって、風呂で寝ることは日常茶飯事だ。


………寝るしかねぇな。
おやすみなさい。




―――――――――



「うおっ!?!」


頭が全部浴槽に浸かったところで、俺は眠りから覚めた。


…ちと寝すぎたな。



俺はさっさと用をすまし、風呂からあがった。