あの日の夕日が優しかったので




「今日友達になったの。」




「えー!だって春くん昨日電話で
 
 友達できないって言ってたじゃん。」



「だから今日なったの。」



(バカだなこいつ)




「なんだよー。

 あーでもよかったわ。
 
 俺いなかったら春クラスで
  
 一人だもんな。」




「ウルサイなー。翔くんきらい。」



「え、ま、ちょ、ごめんて春くん。」




なんだかカップルみたいな会話に
ついていけなくて困ってしまう。





それにしても





バカバカしい会話で笑い合う2人が

とてもとても友達という感じがして。


なんだか少し羨ましく思えた。