あの日の夕日が優しかったので





「ほんとに?!」



暑苦しいくらいの勢いに
若干ひきながらも
はい、と答える。




「うわーマジかー
 ありがとおおお。」




もうこの人泣くんじゃないか
ってくらいの喜び様に
思わず笑ってしまいそうになる。






「俺、一応写真部の部長。」



「はぁ、そうなんですか。」



「写真、好きなの?」



「あ、いやー。

 春・・春くんに誘われたんで。」




うん、俺が誘ったのと
春が微笑む。






「マジでー。
 
 え?2人は友達なの?」






(当たり前だろ、この状況は)