あの日の夕日が優しかったので




「・・・ども。」




しょうくんとやらにとって、
ニコリともしない僕の
第一印象は最悪だったと思う。








「あの、かず、くん。」


(え、突然?)




呼んでねーともどうとも
言ってなかったから
急に名前を呼ばれて少し驚いた。






「いや、あ、ごめん!急に!」



「いや、いいですけど。」




「・・・・・・」



「・・・・・・」




あら~気まずい。
ここは誰かに助けを求める
しかないだろう!

春!







おいいい。写真とってる
場合じゃないだろう。



なんて一人で突っ込みを
繰り広げる。