「おい・・・」
「うん?」
どれくらいこうしていたのだろうか。
他人の腕の中で散々泣きじゃくっていた僕は
徐々に冷静さを取り戻し、涙も落ち着いてきた。
と同時に。
今ある状況に今更ながら赤面した。
だっておかしいもん。
だって僕こいつのこと知らないもん。
しかも抱きしめられてるぜ。
おいおい笑っちまうよ。
「もう・・いいよはなしてありがとう。」
「あ、ごめん・・」
そう言ってそいつはゆっくりと腕を緩めた。
(なんか、ちょっと寒い)
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…